90年代を象徴する人気ドラマ「フレンズ」の舞台として知られるカフェ「セントラル・パーク・コーヒーハウス」が、ついに実在の店舗としてニューヨークにオープンした。

ドラマ「フレンズ」で知られる、セントラル・パーク・コーヒーハウス(Central Perk Coffeehouse)がニューヨーク初の常設店舗を12月12日にオープンした。場所は、タイムズスクエアのど真ん中、7番街と47丁目の北東角だ。店名の「セントラル・パーク(Central Perk)」は、ニューヨークのセントラルパーク(Central Park)をもじった言葉遊びで、英語の “perk” には「コーヒーを抽出する」「元気づける」という意味もあり、コーヒーを飲んで元気になる場所という意味が込められている。

オープンした5日後に訪れてみると、行列ができていた。店内には、ドラマを象徴するオレンジ色のソファをモチーフにしたフォトスポットも設けられており、多くの来店客が記念写真を楽しんでいた。観光の合間に休憩する人、グッズを選ぶ人など、それぞれが思い思いの楽しみ方をしていた。タイムズスクエアのど真ん中にありながら、広々としたガラス張りの空間は落ち着いた雰囲気で、観光ついでや通勤途中にぜひ立ち寄りたい一軒だ。

注目は、ニューヨーク限定メニュー。「ザ・ワン・ウィズ・NYCマッチャ(The One with NYC Matcha)」は、オートミルクのアイス抹茶にストロベリーピューレとクリームチーズ・コールドフォームを重ねた一杯で、混ぜるとストロベリー・マッチャ・チーズケーキのような味わいになる。
「NYリラクシ・タクシー・トール・アイス・クーラー(NY Relaxi Taxi Tall Iced Cooler)」は、レモネードとアイス・グリーンティーにラベンダーシロップと炭酸を加え、レモンスライスを添えた爽やかなドリンクで、NYのイエロータクシーを思わせるビジュアルも楽しい。

フードメニューの主役は、「ザ・トリビアーニ(The Tribbiani)」。人気シェフのトム・コリッキオ(Tom Colicchio)が手がけたボリューム満点のサンドイッチで、プロシュートやサラミ、プロヴォローネチーズなどをセモリナブレッドに豪快に挟んだ一品。そのほか、ジョーイズ・ミートボール・サンドイッチ(Joey’s Meatball Sandwich)、レイチェルズ・グリーン“サイド”サラダ(Rachel’s Green “Side” Salad)、ママズ・リトル・ベーカリー・チーズケーキ(Mama’s Little Bakery Cheesecake)など、ドラマの主人公たちにちなんだメニューがある。

店内外には、「フレンズ」にも作品が登場していたポップアーティスト、バートン・モリス(Burton Morris)のアートを展示され空間に彩りを添えている。
文・写真/藤原ミナ
Central Perk Coffeehouse
場所
20 Times Square(7th Ave. & 47th St. 北東角)
営業時間
8:00-20:00(祝日等で変動あり)
公式サイト
https://centralperk.com/
インスタグラム
@centralperk
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