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ニューヨークのホテルや病院、レストランで使用されるシーツやテーブルクロスなどを洗濯しているリネン業者のほとんどで衛生管理が行き届いていないことが問題となっていると分かり14日、各メディアが報じた。
リッチー・トーレス市議会議員および衛生管理団体、クリーンNYCが最近行った調査の結果、ニューヨーク市内にある50軒のリネン業者のうち、衛生基準を満たす業者がわずか5軒にとどまっていることが分かった。リネンサービス連合やリネン業界衛生管理団体は、洗濯前の不衛生なリネンと洗濯済みのリネンを取り扱う場所を分けるなど衛生面での基準を指定しているが、ニューヨークにあるリネン業者の90%、およそ5000人の従業員がこれらの衛生基準を満たさないまま営業しているという。これらのリネン業者は現在のところ衛生チェックを受ける義務はなく、従業員は「汚れたリネンが洗濯もされず、血や排泄物を軽く落とし、アイロンをかけただけでホテルに戻されることも多い」と話している。
この実態を受けてトーレス市議は、「このまま市民を危険にさらすわけにはいかない」とリネン業者に衛生許可証の取得を義務づける法案を提出した。この法案が可決されれば、リネン業界は消費者庁の下で管理されることとなり、リネンを運ぶトラックも検査の対象となる。
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