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ニューヨーク市保健局(DOH)はこのほど、含まれる塩分量が高い料理には、メニューに注意表示を添えるよう義務付ける新方針を提案した。
ニューヨーク市内にあるチェーン店では既にメニューのカロリー表示が義務付けられているが、今回提案された方針では、一皿に2300ミリグラム以上塩分が含まれる料理には注意を促すマークをメニューに表示するよう求めている。塩分の過剰摂取から起こる高血圧や心臓発作は米国人の死因1位となっているため、「メニューを見ただけで塩分量が分かり、客自らが高塩分料理を避けることができるこの新方針は、ニューヨーカーたちの健康増進にも繋がるだろう」とDOHのメアリー・バセット医師はこの方針を歓迎している。
1日の摂取量として推奨される塩分量は小さじ1杯であるが、一皿で既に小さじ1杯以上を含む料理は、全チェーン店で提供されているメニューの10%を占めるという。2040年までに65歳以下の死亡率を25%減少させたいとしているビル・デ・ブラシオ市長も、「この注意表示が義務化されれば、市民の過剰な塩分摂取に対する意識変化が期待できるだろう」と述べている。
一方で「これではレストランのメニューが注意ラベルになってしまう」との懸念の声も上がっている。採択は9月に行われる予定で、可決されれば12月から導入される見通し。
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