ロングアイランドのオーシャンパークウェイの雑木林で2010〜11年、11体の遺体が発見された「ギルゴビーチ連続殺人事件」の犯人、レックス・ホイアーマン被告(62)対し、ニューヨーク州最高裁判所は6月17日、仮釈放の可能性のない複数の終身刑を言い渡した。各メディアが同日、伝えた。

ニューヨーク中を震撼させ、Netflixのドキュメンタリー作品にもなったこの事件。捜査当局が10年以上をかけて解決に至った事件にようやく終止符が打たれた。2023年7月の逮捕以来、一貫して無実を主張してきたホイアーマン被告は、今年4月、突如として7人の女性に対する殺人について有罪を認め、さらに8人目の被害者を殺害したことを自供。担当弁護士によると、被害者の遺族や被告自身の家族をセンセーショナルな裁判による苦痛から守りたいという願いから決断に至ったという。
この地域で発見された他の4遺体――事件の発端となったシャナン・ギルバートさん、別の容疑者と関連のある母娘、および身元不明のアジア系男性――は、ホイアーマン被告との法的な関連性は確認されていない。
ギルゴビーチ連続殺人事件とは
2010年に行方不明となっていたエスコート嬢シャナン・ギルバートさんの捜索中に、11体の遺体が発見されたことが発端。ギルバートさん失踪を受けてオークビーチとギルゴビーチに近いオーシャンパークウェイ沿いを捜索していたサフォーク郡警察が同年12月から数カ月の間に麻袋に入った4人の20代女性の遺体(通称「ギルゴ4人組」)を約500フィート間隔で発見。さらに11年4月までに、のちに身元が判明した女性2人、身元不明のアジア系男性、身元不明の女性2人、身元不明の女児1人のバラバラ遺体を発見。女児はDNA鑑定により、約7マイル離れた場所で発見された女性の娘と判明。ギルバートさんの遺体は失踪から19カ月後の11年12月、「ギルゴ4人組」の発見場所からほど遠くない湿地帯で発見された。2023年、特別捜査班はマンハッタンで建築業を営むレックス・ホイアーマンを逮捕。使い捨ての携帯電話や捨てられたピザの箱に残っていた食べ残しから検出されたDNAにより犯行との関連が立証された。
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