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外食大手のマクドナルドが4日、全国に先駆けニューヨーク市内の店舗でハンバーガーのカスタマイズ注文を開始した。
「クリエイト・ユア・テイスト」と名付けられたこのハンバーガーは、店内に設置されたタッチパネル端末から注文する形式になっており、顧客はハラペーニョやキャラメライズドオニオンなど9つのトッピングと、スパイシーマヨ、クリーミーガーリック、ビッグマックソースといった7種類のソースから好きなものを選べるようになっている。
米国では若年層世代を中心に健康志向が広がっており、これまで同社のメーンターゲットであった同世代がファストフードを敬遠する傾向にある。同社は11四半期連続で売り上げ減少が続いており、カスタマイズ制の導入で同世代の顧客を呼び戻し、業績回復につなげたいとの期待が読み取れる。
一方外食チェーンの中でも「チポレ」や「パネラ・ブレッド」といった、ファストカジュアルに属する飲食店は順調に売り上げを伸ばしている。マクドナルドではこれらのライバルに対抗するため、カスタマイズのメニューに“保存料無添加”のアボカドディップや“フレッシュ”トマトといった健康志向を前面に押し出したトッピングを揃えている。
もっとも、本当に健康や添加物の摂取を意識するなら、同社のウェブサイトに掲載されたデータに基づくと、ハンバーガーは「パン、チーズそしてピクルスを抜きにする必要がある」とニューヨーク・ポストは伝えている。
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