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ことし4月に違法なガス管の使用が見つかり営業停止処分を受けた1937年創業の老舗デリカテッセン「カーネギーデリ」の従業員が、いつ再オープンするともわからない状況に怒りを募らせているという。
巨大なパストラミサンドイッチで知られ、米国で最も有名なデリともいわれる同店は、ニュージャージー州で運営するホールセール事業などで営業停止期間中も収益を上げているというが、約70人いる従業員は、現在受給している失業保険の支給期限をもうじき迎えるという。同店に長年ウエイトレスとして勤務する女性は、「これほど儲かる店の経営者なら、24時間体制で人を雇いガス管の修理をさせているはず。しかし彼らはそれをやっていない」と不満を漏らしている。
同店の経営者マリアン・レヴィーン氏は、「最近受けた検査で建築基準法に適合せず、さらなる改修が求められている。今月中に再オープンの予定だったが、現時点で正確な日にちは確定していない」との声明を発表している。一方、市建設局によると、ガス使用許可検査に合格しなければ許可証を発行できないが、同店はまだ検査を受けていないという。
同ビルではガスの供給が停止されているため、同店の上階のアパートに住むテナントはガスや温水、暖房が使えず、家賃を支払っていないという。
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