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フードトラックビジネスはここ数年急成長しており、人気のトラックには長蛇の列ができることも珍しくない。しかしニューヨーク市の場合、営業するにあたり課題が多く、たとえビジネスとして軌道に乗ったとしても、断念する業者が増えているという。
営業のための最も高いハードルは、許可証の確保だ。市の許可証の発行数は3000と限りがある一方で、80年代に取得した業者が手放さないため、新規取得となると“20年待ち”、つまりほぼ不可能な状態となっている。このため“闇取引”で、200ドルの許可証を最高2万ドルともいわれる高額で手に入れるか、許可証を取得者からレンタルする方法しかないのが現状だという。また許可証は2年ごとに契約の更新が必要だが、役所での手続きが円滑に進まず営業を諦める業者も多い。
そしてようやく営業にこぎつけても、市内にはフードトラックが合法的に駐車して営業できる歩道や道路はほとんどなく、実はどのトラックも駐車禁止の罰金を覚悟で営業している。
ミッドタウンを拠点とする、あるフードトラックの経営者は、同業者がテキサス州に移転して順調に営業しているという話を聞き、同じく移転を検討しているという。フードトラックの理想郷はニューヨーク市ではないのかも知れない。
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