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マンハッタン区のアメリカ自然史博物館で１日、ニューヨーク市警察（ＮＹＰＤ）所属の交通警察官への2016年メダル授与式が開催され、痴漢撃退に取り組んできた女性警官がＭＶＰ賞を受賞した。
ＮＹＰＤのビル・ブラットン本部長からＭＶＰのメダルを贈られたジェニファー・ロザリオ警官は、４年前から地下鉄内犯罪取締部隊に勤務し、200件にも及ぶ逮捕実績を上げてきた。ロザリオ警官は日ごろから私服で地下鉄に乗り込み、眠っている乗客らを狙ったスリや痴漢などの犯罪を取り締まってきた。また、15年10月にも痴漢容疑で男を地下鉄内で逮捕したが、逮捕に至った理由を、指名手配犯のチラシに記載されていたこの容疑者の顔を覚えていたからだったと説明した。
このようなプロ意識が高く評価されて、ＮＹＰＤ鉄道警察局のジョセフ・フォックス局長は「本人はいつも、たまたま居合わせただけだと言うが、そうではなく、彼女が常に周囲に目を光らせているからこれだけの逮捕の実績がある」と評価した。
ロザリオ警官が警察官になることを家族に伝えた際、当初は反対されていたが、今は１人息子を含む家族全員が、人を助ける任務を全うする彼女を理解し、支えてくれているという。彼女はこれからも「助けを求める人々に応えていきたい」と話している。
ＮＹＰＤのツイッターより
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