2016年5月17日 NEWS DAILY CONTENTS

ブロンクスで違法バイク押収 NYPD今後も取締を継続

 15日付のCBSニューヨークによると、ニューヨーク市警察(NYPD)はことし4月に発表した違法バイク取締キャンペーンを同日実施し、該当するバイクの押収などを行った。
 市はこれまでも、ダートバイクや四輪バギー(ATV)など、路上での運転が禁止されている違法バイクの取締を行ってきたが、バイカーたちによる悪質な集団走行などが後を絶たないため、徹底的な取締を行うという。特にブロンクス区で大きな問題となっており、住民からは「毎日のように爆音を立てながら住宅街を走行している」と不満の声が上がっていた。
 NYPDは当日、同区で8台の違法バイクを押収し、スピード違反で2人のバイカーを逮捕した。NYPDによると、同区ではこれまでも40台以上の違法バイクが押収されているが、それらの多くは盗難車か未登録のものだという。
 NYPDは違法バイクの取締を続けるとしているが、今後の課題は「いかに危険を冒さずにバイカーを逮捕するか」で、逮捕時に犯人と警官の間で繰り広げられるカーチェイスに、歩行者や一般の通行人らを巻き込まないよう細心の注意を払うという。その対策として、上空から犯人を判別するヘリコプター部隊を導入するほか、犯人を行き止まりの道に追い詰める地上部隊を配置するとしている。

Rafael Castillo

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