2016年7月19日 NEWS DAILY CONTENTS

黒人教論が差別発言か 「黒人より白人の生徒の方が優秀」

15日付のニューヨーク・ポストによると、黒人生徒らに対し「白人生徒の方が優秀だ」という差別的な発言をしていた公立小学校で働く黒人教論が、ニューヨーク市教育局(DOE)から処分を受けていたことが分かった。
 2015年、ブルックリン区の公立第316小学校で4年生のクラスを指導していたシェリー・クロックス元教論は授業中、「このクラスはこれまで担当したクラスの中で最悪だ」と発言し、「白人生徒の方が優秀だ。努力しないと黒人生徒らは追い付けない」などの不適切な発言を繰り返したという。複数の生徒らが「クロックス先生に侮辱された」と学校職員に訴えたことで事態が発覚。人種差別ではないか、とクロックス元教論は懲戒処分を科された。
しかし、元教論は「人種差別発言というのは誤解だ」と反論しており、「発言したことは事実だが、黒人生徒らの多くが能力を最大限活かせていないと思い、努力しないと白人生徒に置いていかれると奮起させるつもりで発言した」と主張した。
 その後、今年5月には調停で「生徒のやる気を出そうと発した言葉であって、差別発言ではない」との判決が下されたが、DOEはこの判決を不服とし控訴しているという。

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