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【23日付NBCニューヨーク】ロングアイランドのサフォーク郡ロンコンコマに住む男性が飼っていたオオカミがこのほど、ニューヨーク州の野生動物保護局に引き取られた。成長と共に野生の本能が目覚め、飼い主の手に負えなくなったからだ。
男性は、オオカミを数年前に他州のブリーダーから購入、「ナキタ」と名付けた。オオカミ75%、イヌ25%の混血だが、最近凶暴になり、困り果てた男性は同局に引き取りを依頼した。雌で6歳半に成長したナキタは現在、同郡のエコロジーセンターで飼育されている。
同局のトム・ガドムスキーさんは、「子どものころはおとなしいかもしれないが、いつかは野生の本能が目覚める。野生動物だということを決して忘れてはいけない」と警告する。
同郡で野生動物をペットとして飼育していた飼い主が飼育を断念したのは今回が初めてではない。非営利団体の米動物虐待防止協会では昨年、サル1匹、ワニ数匹を保護した。同協会によると、野生動物は凶暴になるだけでなく、病原菌を媒介する恐れがあるという。同協会は、たとえ人里離れた所であっても野生動物を捨てるのは犯罪に当たるとして、措置に困ったときは連絡してほしいと呼び掛けている。

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