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【20日付ニューヨークタイムズ】マンハッタン区アッパーイーストサイドに今年開通した地下鉄Q線(通称2番街線)が、安全テストを終えずに運行を開始していたことがこのほど分かった。
連邦政府に提出された報告書によると、1月1日に2番街線が開通した際、火災報知器の作動確認テストが終わっておらず、点検時に見つかった1万7000件の欠陥も修理されていなかったという。当初から予定されていた「1月1日の開通」までに全ての工事が終わるのか懸念する声が聞かれていたが、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は何度も工事現場を訪れ、なんとしてでも開通日に間に合わせるよう作業員に求めていた。
報告書には「クオモ知事は州政府が期日までにインフラ整備を整えることができると証明したかったため、安全性を犠牲にして期日を優先した」と記載されている。
2番街線は現在、仮安全証明書の下で運行されており、正式な証明書が発行されるのは11月以降となる見通し。火災報知機が設置されていない場所には安全確認のため職員が配備されているが、現在のところ重大な問題は報告されておらず、ニューヨーク市交通局も「2番街線の安全性は確保されている」と説明している。
2番街線として開通したルートは、7番街の57丁目駅から2番街の96丁目駅の間。

開通初日の96丁目駅(photo: Charley Lhasa)
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