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日米カウンセリングセンターは3日(火)、マンハッタン区の会場で第5回目となる年次晩さん会を開催した。
同センターは、100年以上にわたり移民をサポートしてきたNPO団体ハミルトン=マジソン・ハウスが1983年、ニューヨークで初めて日本人のための外来メンタルヘルスクリニックとして開設。日系コミュニティーや企業などから援助を受け運営している。
晩さん会では、髙橋礼一郎ニューヨーク総領事・大使をはじめ、同団体エグゼクティブディレクターのイザベル・チンさん、同団体の役員および米国日本人医師会事務局長の加納良雄さんがあいさつと祝辞を述べた。今年は、同センターへの支援をたたえ、ノムラ・セキュリティーズ・インターナチョナル・インクが、また、長年にわたりニューヨークにおける日系人の福祉向上に貢献したスキ・テラダ・ポーツさんが表彰された。ポーツさんは、ラスベガスの銃乱射事件とプエルトリコのハリケーンでの被害者、被災者らへの支援など、さらなる社会福祉の必要性を訴えた。
7本指のピアニストとして知られる西川悟平さんがピアノ演奏を披露した他、幼いころにポリオに感染し身体障がいを抱えながらも、障がい者のアドボケイドとして「影響力を持つツイッター界の100人の1人」に選ばれたガーナからの移民、エドモンド・アセドゥさんが社会の偏見から周囲の人の支えに至るまで、自身の経験を話した。
同センター所長の松木史さんは、「日系コミュニティーや企業の支援をはじめ、中国、韓国、ベトナム、カンボジア各クリニックの協力がありここまで来れた。互いに助け合う社会であることを幸せに思う」と述べた。

ポーツさん(前列左から2番目)、松木さん(同3番目)と役員、来賓ら
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