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日本クラブは11日、第41回目となるヘルスセミナー「アドバンス・ケア・プランニング」を米国日本人医師会と共催した。コロンビア大学医学部、緩和医療科入院部門ディレクターの中川俊一医師=写真右=が講師を務めた。
アドバンス・ケア・プランニングとは、終末期のあり方を他人に委ねず自分で決めること。自分が将来病気になったとき、または既に病気で症状が進行したときに、どのようなケアを受けたいかを患者、家族、医療者の間で話し合い、価値観や人生観を共有する作業だ。
セミナーでは、アドバンス・ケア・プランニングの定義、内容、助けとなるウェブサイトや書籍、ニューヨーク州ヘルスケア代理法(New York State’s Health Care Proxy Law)などについてスライドを使いながら解説。中川医師は、「死ぬときの話など縁起でもないと日本人は敬遠しがちだが、病状が悪くなってから話すのでは遅すぎる。話し始めるのは早ければ早いほど簡単で有用」と話した。

講演する中川医師
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