2018年5月23日 NEWS DAILY CONTENTS

使用済み注射針専用ごみ箱設置 ブロンクス区、今月中に60個以上

 【21日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ニューヨーク市公園局および保健精神衛生局は21日、ブロンクス区の公園に使用済み注射針専用ごみ箱60個以上を今月中に設置する計画を発表した。
 市内の公園では、麻薬注射に使われたとみられる注射針のごみが増えているといい、同計画はこれに対応するもの。公園局の職員は同区内の公園で1週間に約5000本の使用済み注射針を回収するという。ごみ箱は同区のセントメリーズやトレモント、クロトナ、クレアモントなど、16カ所の緑地に設置する。ミッチェル・シルバー同局長は「われわれの目標は公園を訪れる人々を守り、麻薬中毒に苦しむ人々に手を差し伸べることだ」と話した。
 ごみ箱に捨てられた注射針は、麻薬中毒者に新しい注射針を提供する市および地域の注射器交換プログラムの職員が回収し、職員は消毒殺菌を行うために血液由来病原体の取り扱いについての訓練も受け、各公園を巡回する。市はまた、同区の公園で麻薬中毒者を発見した場合、過剰摂取を避けるためのガイドブックを提供するなどの支援活動を拡大する。
 市は2016年、試験的にマンハッタン区ワシントンハイツの公園に使用済み注射針専用ごみ箱を設置していた。

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