子ども239人収容の施設 「1日も早く親の元へ」視察で市長

New York City Mayor Bill de Blasio visits a facility accepting children separated from their families at the border on Tuesday, June 19, 2018. CREDIT: Benjamin Kanter/Mayoral Photo Office
【21日付amニューヨーク】ニューヨークのビル・デブラシオ市長は20日、メキシコ国境で親と引き離された子どもたちが収容されているマンハッタン区イーストハーレムの児童養護施設カユガセンターを訪れた。
親と引き離された239人の子どもたちは同施設へ移送され、2カ月にわたり生活していたという。連邦政府は、子どもたちを同施設に収容したことを市に報告していなかった。市長は、「239人の子どもたちが1日でも早く親の元へ戻れるよう、強く働きかけていく」と述べた。
専門家によると、子どもたちの多くは親と引き離され施設に収容されたことにショックを受け、精神的苦痛を抱えているという。また、シラミや南京虫などに感染していたり、皮膚病にかかったりした子どももいたという。
市には同施設以外にも連邦政府と契約し、親と引き離された子どもたちを監視する未公表の非営利組織が複数存在するとされ、不寛容政策が4月に実施されて以来、350人の子どもたちが同施設に収容されていた。最年少は生後9カ月の乳児だった。
6.22 Update
ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事は21日、州に送られた子どもは合計約700人と発表。州児童家族サービス局のシエラ・プール局長は22日、州内の児童福祉施設に対し、米入国管理局から送られた子どもに関する詳細な情報を公開するよう求める書簡を送った。

20日、デブラシオ市長(左から3人目)と施設職員らは現在の状況について話し合った(photo: Benjamin Kanter/Mayoral Photo Office)
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