トランプ政権による入国禁止令の下で親と離れ離れとなった子どもたち。その苦悩を26日付けのWNYCがレポートした。同政権は現在、イエメンなど5カ国からの入国を禁じている。
WNYCによると、ニューヨーク市内で暮らすイエメン出身の子どもたちは約3300人。その多くは家族と引き裂かれている。ヒシャム・アラマリさんもその1人だ。15年、同国の内戦を逃れて難民となり、2年後にブロンクス区に住む父親のラシャドさんと再会した。アラマリさんの母親と2人の弟は入国禁止令のため、イエメンを出国できずにいる。アラマリさんは現在、ブロンクス区の公立高校に通っているが、母親たちのことが心配で勉強に手が付かない状態だ。ラシャドさんは非営利の人権擁護団体を通じて訴訟を計画。裁判を通して家族の入国を実現したい考えだ。
「ヒシャムは沈んでいることが多い」と心配するのは、モロッコ出身のナッシラ・ハムディさん。アラビア語を話すハムディさんはアラマリさんが通う高校の補助教員。学期末の課題でハムディさんはアラマリさんに「どんな力を手に入れたい?」と質問した。アラマリさんは迷わず「サブール」と答えたという。ハムディさんは、「サブールとはアラビア語で忍耐。忍耐がヒシャムの力になっている」と話した。
入国禁止令が子どもに落とす影 勉強手につかず、落ち込む日々
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