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弁護士で在米ユダヤ人社会の重鎮だったケネス・ビアルキンさんが8月23日、マンハッタン区内で脳梗塞のため亡くなっていたことが分かった。89歳だった。ニューヨークタイムズが今月3日、報じた。
ビアルキンさんは反ユダヤ主義と闘う全米最大のユダヤ人団体、名誉毀損防止同盟の元代表。任期中だった1982年、同団体結成の発端となったレオ・フランク事件で真犯人が判明した際に評決を覆すことを請願し、フランクさんの名誉回復に尽力した。
同事件はジョージア州で1913年、ユダヤ人のフランクさんが少女に性的暴行を加え殺害したとして終身刑となった事件。反ユダヤ感情の中、フランクさんは15年、収監中の刑務所から拉致され虐殺された。
ビアルキンさんはまた、ユダヤ人団体評議会の議長を務め、東西冷戦下で迫害されていたソ連在住のユダヤ人の米国亡命にも貢献。マンハッタン区の大手法律事務所のパートナーとして98年のトラベラーズグループとシティーコープ合併にも関与した。
29年ブロンクス区生まれ。ユダヤ人団体評議会副議長のマルコルム・ホエンラインさんは「誠実で強い信念の持ち主。敵からも尊敬されていた」と偲んだ。

ビアルキンさん。スキャデン・アープス・スレート・ミーガー・アンド・フロム法律事務所の公式ウェブサイトより
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