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新型コロナウイルスによるロックダウンと過激化する抗議運動を避けるため、ニューヨーク市からロングアイランドのハンプトンズに逃れた多くの富裕層が、同地域で物件を購入し、不動産ブームが起きている。ニューヨークポストが22日、報じた。
不動産会社ブラウン・ハリス・スティーブンスの市場報告書によると、7月から9月までの3か月に、ハンプトンズで10億ドル(約1048億円)相当の物件が取引されていた。2020年第3四半期のハンプトンズにおける一戸建て住宅の販売数は448件で、昨年同時期から51%増加していた。第3四半期の売上高は昨年同時期の4億8300万ドル(約506億円)から101.5%増の9億7300万ドル(約1020億円)に。最初の3四半期を合わせると、ハンプトンズでの住宅販売額は32億5000万ドル(約3355億円)に達し、昨年同時期の23億1000万ドル(約2410億円)から40%増加していた。第3四半期の平均販売価格は217万ドル(約2億2760万円)で、昨年の同時期から33.2%上昇。中央値は26.2%上昇して126万ドル(約1億3210万円)となった。3月の時点では、市から逃れるためだけにハンプトンズにやってき人々が、のんびり広々とした安全な暮らしを気に入り、物件の購入を決めたようだ。パンデミックの影響でハンプトンズに逃れてきた人々の多くは、それまで同地域を訪れたことがなかったという。ロックダウンが終わり、物件の案内が可能になったことが、売り上げ急増の一因と考えられる。
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