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ニューヨークのマイケル・ブルームバーグ市長は6日、市内飲食店の清潔度をA、B、Cで表示する格付け制度が奏功していると発表。導入当時は論議を呼んだ同制度だが、飲食店の清潔度、外食産業の繁栄ともに成功を収めているとした。
同氏の発表によると、2010年7月の導入以来、サルモネラ菌の感染率は激減しており、昨年は過去22年間で最も低い値を示した。また、外食産業の収益も制度開始から最初の9カ月で8億ドルにあたる9・3%も上昇。現在では72%の市内飲食店が最高評価であるAを獲得しているという。
ブルームバーグ氏は同制度について「集客数を減らすとの反対意見もあったが、それとは正反対の良い結果が生まれた」と述べるほか、反対意見に対して「店内の清潔度を保てない人が同制度に反対する。不潔な状態を容認するわけにはいかない」とし、制度の継続を断言した。
反対意見の中には「配管の隙間やトイレカバーのひび割れなどが原因で低いスコアを提示されることがあるが、飲食客からは〝古い食材を使っている〟などの間違ったイメージを持たれる」など、同制度の調査項目を疑問視する声もある。
またクリスティ・クイン市議会議長は、同制度の導入に伴い飲食店に科せられる罰金が増大した点を指摘。「公共衛生を保つ一方で、飲食業界を保護することも必要」と述べた。
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