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米連邦選挙委員会(FEC)はこのほど、次期大統領選挙をめぐる資金提供額の郵便番号別ランキングを発表。民主、共和両党共にトップ10のうち、半数がマンハッタン区内であることが判明した。さらに、同区内の東西でも支援先が分かれる結果となった。
マンハッタン区内で、民主党のオバマ氏の資金調達キャンペーンが一度に集めた金額は650万ドルで、うち上位4位を西側地区が占めた。一方、共和党のロムニー氏が集めた資金は520万ドルで、提供者は東地区に偏っていた。
政治評論家はこのような結果に驚かないという。元ニューヨーク市長エド・コッチ氏は、「東側の住民は落ち着いたライフスタイルを好み、共和党支持者が多いのに対し、西側の住民は自由で派手な生き方を支持する傾向にある」と分析している。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、西側の住民で過去にオバマ氏を支援した著名人には、オノ・ヨーコさんやサラ・ジェシカ・パーカーさんがいる。また、東側にも政治に積極的に参加している権力者も多く、ニューズコーポレーション会長で「メディア王」の異名を持つルパート・マードック氏、世界的大富豪のコーク兄弟、そしてヘッジファンドのジョン・ポールソン氏らが名を連ねる。
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