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ニューヨーク市交通局(DOT)が複数の市営駐車場の駐車料金を2倍以上に増額するという内容の通知を、誤って市民に通達していたことが判明した。多くの市民が困惑し、DOTに問い合わせが殺到する事態となった。1月25日付の米紙ニューヨーク・ポストが伝えた。
同紙によると、市営駐車場で契約をしている何千という市民が23日、DOTより3月1日付で駐車料金が値上げされると綴られた通知を受け取っていた。
ブロンクス区ホワイトプレインズ・ロードの四半期ごとの駐車場使用料は現行の165ドルから112%増の350ドルに跳ね上がり、同区ジェローム・ガンヒルの駐車場は295ドルから500ドルに値上げされると記されていた。また通知には、DOT副局長の署名もされていた。
だが不明瞭な点も多かったことから、市議会交通委員会の委員長、ジェームズ・ヴァッカ氏がDOT局長に問い合わせたところ、通知について一切把握していなかったという。DOTは同日中に通知内容の撤回を言い渡した。
DOT広報のジョン・マカーシー氏は、「交通局は改定料金を先読みし、最終決定が下される前に市民に通知してしまった」と述べ、現行の2倍ではないが、今後も料金値上げの可能性があることを示唆した。
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