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米連邦地検は9日、ハッキングにより銀行カードの情報を操り、世界26カ国にある現金自動支払機(ATM)から合計約4500万ドルを盗み出した疑いで、ヨンカーズ在住の男8人を起訴したことを明らかにした。いずれも金融機関などを標的とする国際的なサイバー犯罪集団のメンバーと考えられる。
発表によれば、起訴された8人を含む犯罪集団のメンバーらは、マンハッタン区ブロードウェー(西116丁目〜23丁目間)に設置された複数のATMから、わずか数時間の間に少なくとも280万ドルを盗んだ疑いが持たれている。
同犯罪集団は、クレジットカードより決済期間が短いデビットカードを標的にしていた。処理システムのネットワークに不正にアクセスし、カードの利用限度額を無制限に引き上げられるよう細工するなどして、多額の現金引き出しに成功したものとみられている。このため、連邦司法当局は「無制限作戦」と銘打った捜査を展開し、犯人の特定に当たってきた。
同集団によるものとみられる被害は世界各地で発生しており、米国ではことし2月にビザカードおよびマスターカードのデータ処理業者がハッキング被害に遭ったほか、インドでは昨年12月に銀行のデータが不正にアクセスされるなどした。
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