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ニューヨーク州控訴裁判所は17日、ニューヨーク市のブルームバーグ市長が提唱している特大サイズの炭酸飲料水の販売を規制する条例案について、市からの上告を受理することを明らかにした。
「ソーダ規制条例」とも呼ばれる同条例案は、レストランや映画館などに対して16オンスを超える砂糖入り炭酸飲料水などの販売を禁止する内容で、ブルームバーグ市長による健康促進政策の一環としてことし初め、NY市議会で可決された。しかし、飲食業界などを中心とするロビー団体の訴えにより、施行直前になってNY州裁判所が同条例を無効とする判決を下していた。
上告審議が行われるのはブルームバーグ市長の退任後になる見込みだが、次期市長選の有力候補とされるビル・デ・ブラシオ氏は、同条例案を支持する見解を明らかにしている。
デ・ブラシオ候補は、現職であるブルームバーグ市長の政策の大部分に反対する姿勢をとっているが、ソーダ規制条例案については市長選出後、再検討を行う予定としている。
一方、対立候補である共和党のロタ氏は、同条例案への反対姿勢を明らかにしている。
ブルームバーグ市長は声明の中で、「肥満は公衆衛生の分野で唯一、改善が見られない深刻な問題で、砂糖を多く含む清涼飲料水がその大きな原因となっている」とし、「市の勝訴を確信している」とコメントしている。
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