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映画の対象年齢制限に関する最新調査で、1980年代から現在までの間に年齢制限の基準が大きく変化し、子どもが暴力的なシーンの含まれる映画を目にする機会が増えていることが分かった。
調査では、人気映画シリーズ「ターミネーター」と「ダイ・ハード」の第1作と続編をそれぞれ比較し、検証を行った。いずれも80年代に発表されたシリーズ第1作は「R指定(17歳以上のみ鑑賞可)」だったが、その後90年代に発表された続編は、前作より暴力シーンが多いにもかかわらず、すべて「PG-13指定(13歳以上が鑑賞可)」を受けていた。
また、2009年以降にPG-13指定を受けた映画には、同時期に公開されたR指定作品とほぼ同等か、それ以上の暴力シーンが含まれていることも明らかとなった。
さらに、12年に公開されたPG-13指定の映画とR指定の作品を比較すると、PG-13指定の方が暴力シーンが多かったという。
この調査による論文は米小児科専門誌の「ピディアトリクス」に発表され、1985年から2012年の間に公開された映画945作品について、各映画の暴力シーンを数えるなどして分析を行っている。
この調査結果を踏まえると、昨年大ヒットしたPG-13指定の「ハンガーゲーム」や「アベンジャーズ」といった人気作品も、80年代の基準であればR指定を受けていたことになる。
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