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米食品医薬品局(FDA)は16日、抗菌石けんの製造業者に対し、製品が病気予防や感染抑制について普通の石けんより効果的であることを実証するよう求める考えを示した。また、長期間使用した場合の安全性についても、その証明を義務付ける方針。
FDAは、抗菌石けんは「抗菌効果が優れている」という意味で売り出されているため、その事実を裏付ける証拠やデータを消費者に対して開示するべきである、としている。
また台所や風呂場などで使用される抗菌石けんのほとんどに、トリクロサンやトリクロカルバンという化学物質が含まれており、FDAは今回これらの安全性にも疑問を呈している。
こうした化学物質に関しては、動物実験によりホルモンレベルに影響を与えることが指摘されており、人体への影響が懸念されている。
今回の規定によると、製造業者は2016年後半までに安全性を立証するよう要請され、条件を満たさない製品は、成分の変更、ラベル表示の変更、あるいは製造中止のどれかを選択することになる。なお、ハンドサニタイザーは成分がアルコールであるため、規定の対象外となる。
一方、製造業者団体の代表者は「08年に抗菌石けんの効果を証明するデータをすでに提出しており、なぜ今回、規定が新たに設けられるのか理解できない」としながらも、「新たなデータを改めて提出する」と表明している。
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