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米食品医薬品局(FDA)は27日、国内で販売される食品中の栄養素表示(Nutrition Facts)について、カロリーを強調するなど、新たな表示ルールを導入する規制改正案を発表した。食品の栄養価を今まで以上に分かりやすくすることで、消費者の肥満や生活習慣病を減らす狙い。
発表会見には、ミシェル・オバマ大統領夫人も同席した。新ルールでは、栄養素表の一番上に、これまでよりも大きくはっきりとした文字でカロリーを明記することを義務付ける。また、サービングサイズと呼ばれる分量基準を、より正確に表示するようにする(1サービングサイズはおよそ1人前)。
ミシェル夫人は会見で、「新ガイドラインの原則はとてもシンプル。消費者が近所の食料品店で商品を手に取った時、その食品が自分や家族の健康にとって良いものなのかどうかを判断できるか」だと述べた。
ミシェル夫人は、子どもの肥満撲滅キャンペーン「レッツ・ムーブ」を実施しているほか、今週初めには学校での不健康な食品の販売を規制する新たな農務省規制を発表した。
新表示規制案ではこのほか、これまで曖昧になっていた「添加糖分(added sugar)」も、天然成分として含まれる糖分とは別に示す。また、日ごろ不足しがちなカリウムやビタミンなどの栄養素についても表示する。
FDAは今後90日間にわたって一般から意見を公募した後、改定案の最終版を作成し、2年間の猶予のもとで食品製造会社らに適用を求めるとしている。
大手食品企業による業界団体はこれまでに、改定案を前向きに受け入れる姿勢を示している。
米国では、1994年に現行の栄養表示が導入されて以来、一度も大幅な改定がされていない。
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