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デジタル・マーケティングに関する最新の調査で、ニューヨーク市の中小企業は米国内の他の大都市と比べて、モバイル機器用のウェブサイトの開設で遅れをとっていることが分かった。
調査を行ったのは、電話帳「イエローページ」なども手掛けるデジタル・ソリューションの英ハイブー。この調査によると、ニューヨーク市内でスマートフォンなどのモバイル機器で閲覧がしやすい「モバイル・フレンドリー」なウェブサイトを開設している中小企業は、約30%だった。
これは、調査対象となった10都市のうち、フィラデルフィアと並んでもっとも低い割合。その他の都市では、ヒューストン市が58%でもっともデジタル化が進んでおり、次いでダラス市が56%と、テキサス州が1・2位を独占。シリコンバレーのあるサンノゼ市は39%で3位だった。
ハイブーはまず、各市の配管・暖房業者や電気技術者、飲食店など7分野の業者について、検索エンジンのグーグルでヒット数のもっとも多かったウェブサイトを調査し、このうちアップルのスマートフォン「アイフォーン(iPhone)」やサムソンの「ギャラクシー」、タブレット型端末の「アイパッド(iPad)」などで利用することができる、モバイル端末専用サイトへの誘導があったものを数えた。
同社は「これからのビジネス展開において、ハイテク化は必至。顧客の利便性を向上するためにも、弊社が提供するモバイル・サービスの導入を推奨する」と、ニューヨークの中小企業の経営者にアピールした。
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