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飲料産業の業界誌・調査サービスのビバレッジ・ダイジェストによると、2013年度の米国内の炭酸飲料販売量が、過去約20年間で最低レベルまで減少したことが判明した。
昨年の総販売量は89億ケース(1ケース=192オンス)と前年比3%減で、9年連続で減少したこととなる。
1990年代に大幅に伸びた炭酸飲料の販売量は、99年から伸び幅が減少し始め、2005年からは下降気味となっていた。専門家は、業界批評家が飲料産業を米国の肥満まん延の原因であるとしたことや、消費者間で健康への意識が高まったことが、売上減少の原因であるとの見方を示している。
健康的なイメージでブレイクしたダイエットソーダも、人工甘味料の安全性が疑問視され始め、売り上げに影響をきたしているという。
また炭酸飲料の売上減少に加え、ミネラルウォーターの売り上げも伸び悩んでいるという。
昨年もっとも売れた炭酸飲料はスプライトで、前年比でわずかな売上増加が見られた。これにコカコーラ、ダイエットコーラ、ぺプシなどが続く。
一方、飲料産業では成長分野も見られ、レッドブルやモンスターエナジーなどのカフェイン入りエナジードリンクの販売量は伸び続けており、同産業はこれらの商品に支えられているのが現状だ。
昨年のモンスターの売り上げは、前年比7.7%増と急上昇している。
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