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政策を巡る対立が何かと取り沙汰されているニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事とニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長だが、23日に大型ハリケーン「サンディ」による被害からの復興に関する会議に共に出席、「盟友」ぶりをアピールした。
共に民主党である両氏は、クリントン元大統領の政権下で同僚として活躍した時期もあることから、古くからの盟友とされている。一方で、デ・ブラシオ市長の掲げる富裕層への増税案や、チャータースクールに関する政策をめぐって意見の対立が強まっており、両者の関係についてはさまざまな憶測が飛んでいる。
23日の会議では、隣り合わせに座ってジョークを言い合うなど仲の良さをアピールする場面もあったほか、デ・ブラシオ市長がクオモ知事の功績について賛辞を送った。
また、クオモ知事はこの日、サンディで被害を受けた住宅の再建築を行うニューヨーク市民に対して固定資産税の減税を行う法案を発表し、デ・ブラシオ市長もこれを支持する考えを明らかにした。クオモ知事は、固定資産税の減税を主要政策のひとつに掲げており、「デ・ブラシオ市長と共に(同法案を)支持できることを誇りに思う」と語った。
その一方で、デ・ブラシオ市長の記者会見が始まる直前に、クオモ知事が自身の会見を突然開始したことから、大半の記者が知事の会見会場に移動してしまうなど、牽制合戦ともとれる場面もあった。市長はその後、クオモ知事の会見が終わるのを待って、自身の会見を開始した。
またクオモ知事との関係について聞かれた市長は「私は常に、ものごとは成果を見て判断すべきだと考えている。その意味で、我々の関係は非常に良いものだと思っている」と応えた。
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