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スマートフォンなどのモバイル機器から、ブロードウェーショーのチケットを購入できるアプリ「トゥデイ・ティックス(TodayTix)」の利用者が、徐々に増えつつあるという。
同アプリは、トニー賞受賞作品「デス・オブ・セールスマン」のプロデューサーであるメリット・ベーア氏とブライアン・フェンティー氏が立ち上げ、2013年12月にサービスの提供を開始した。ベーア氏によると、昨年のブラックフライデーにオンラインショッピングを利用した買物客の20%が、注文と決算をモバイル機器から行っていたが、モバイル機器を使って購入されたブロードウェーのチケットは、昨年販売されたチケット全体のわずか8%に過ぎなかったという。
業界団体ブロードウェー・リーグによると、モバイル機器を使ったチケットの購入が少ない理由は、観劇客の平均年齢が45歳と比較的高いからではないかと考えられている。一方、同アプリ利用者の平均年齢は、32歳と低い。
同アプリは、公演日の1週間前から購入可能で、事前に計画することが苦手な若者向きと言えるかもしれない。ベーア氏は「アプリの普及により、若年層のファンを取り込みたい」と期待を寄せる。
アプリ上では割引チケットも販売しており、1枚29ドルというものもある。なお、座席エリアの確認はできるが、座席の指定はできない。
最近では販売された全チケットの2%が同アプリ経由で購入されたものだったという週もあり、徐々に需要が増えているという。
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