ガス漏れ検査のパトロール強化 コン・エド、試験プログラム実施へ


 3月にマンハッタン区東ハーレムで発生したガス漏れによるビル爆発事故を受け、電気・ガス供給会社のコンソリデーテッド・エディソン(コン・エド)は2日、ガス漏れおよび漂遊電圧の検知器を搭載したトラックを開発し、市内のパトロールを強化する試験プログラムを始動すると発表した。同日行われた州議会下院公聴会で、同社社長のクレイグ・アイビー氏が明らかにした。
 発表によると、コン・エドは最新技術を取り入れ、ガスと電圧の検知を同時に行うことができる装備を搭載したトラックを、3カ月以内に完成させる予定。同氏は「これにより、ガス漏れのパトロール回数を大幅に増やしたい」と語った。
 現在コン・エドは、市内の電圧検知を年に12回行っているものの、ガス本管の検査は年1回に留まっている。さらに同社は、ガス漏れ通報を受けた際にはニューヨーク市消防局(FDNY)と連携して出動できるよう、話し合いを進めていることも明らかにした。
 またアイビー氏は、総工費6億4500万ドルをかけ、老朽化の進んだマンハッタン区内のガス本管を、今後3年間で総距離200マイルにわたり取り替える計画であることも表明した。
 同区内は、水道、電気などの生活基盤設備が地下で密集して複雑に設置されている。このため工事には時間がかかり、費用は郊外の約4倍になると説明している。