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ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長の妻シャーレイン・マックレーさんがこのほど、米誌ニューヨークのインタビューで、「娘が生まれた当時は母親の役割を毎日果たすのが嫌で、別のことをする理由をいつも探していた」と、育児中の苦悩について語り、話題となっている。
デ・ブラシオ市長とシャーレインさんの娘であるキアラさん(19歳)は昨年、思春期以降うつ病に苦しんだ経験や、飲酒や薬物乱用の過去を告白するビデオを公開している。
シャーレインさんはインタビューで、「キアラが生まれた時私は40歳で、すでに自分の生活を築いていた。正直に言うと、娘と毎日を一緒に過ごすことができなかったし、そうしたくなった。そうせずに済む理由を必死に探していた」とし、育児で体験した葛藤や後悔を赤裸々に語った。
デ・ブラシオ市長は昨年の市長選キャンペーン時から、家族のつながりを前面に押し出す戦略を取っていたが、今回の告白はそのデ・ブラシオ一家のイメージを覆すものとなりそうだ。
シャーレインさんはこの他にも、「14歳の頃から働いてきたので、仕事が自分の一部になっていた。自分が子どもの面倒を見るのだ、という気持ちになれるまで、長い時間がかかった」と吐露している。
シャーレインさんはその後、息子のダンテ君を出産したのを機に仕事を休業。自宅でデ・ブラシオ市長の母の介護を始めたこともあり、家庭への責任感が強まっていったという。
キアラさんはビデオの中で、「母は私を助けようと力を尽くしてくれた。父も母も、私の状態が良くなるように非常に強い情熱を注いでくれた」と話している。
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