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最新のニューヨーク州財務管理報告書により、予定より大幅に遅れているニューヨーク州都市交通局(MTA)の電子保安システムの改善作業が完了するのは、2017年11月になることが判明した。
01年の米中枢同時テロ以来初となる改善作業の終了時期は、当初08年8月と予定されていたが、ハリケーン「サンディ」などの影響により作業が遅延し、コストも当初予算の5億9100万ドルを大きく上回っている。
サンディ以前にもすでに8億8300万ドルに膨れ上がっていたコストは、同災害発生後さらに2800万ドル増加した。その他にも、公共交通機関におけるテロ対策のために連邦政府が拠出する資金が削減され、同局の負担が増大する結果となった。
12年4月の中間報告では、14年6月までに改善作業が終了するとされていた。しかし、同年秋に発生したサンディの影響で既存のシステムにさまざまな損害が生じたことにより、さらに3年を擁することとなった。
ニューヨーク市の地下鉄には、現在4000台以上の監視カメラが設置されているが、電子保安システムの改善に伴い、今後さらに3000台が増設されるほか、アクセス制御装置1400台の導入も決定している。
改善作業が予定より大幅に遅れ、資金不足に悩まされる同局だが、「我々の努力により、ニューヨークの地下鉄は米中枢同時テロ以前より安全になった」との声明を発表した。
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