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マンハッタン区高位裁判所は14日、ミッドタウンの高級ホテル「ウォルドルフ・アストリア」で前日に起きた銃暴発事件で逮捕された男の起訴を見合わせると発表した。最終的に起訴するかどうかについては、捜査の結果次第となる。
同ホテルのロビー付近で13日午後7時30分ごろ、ホテル内で行われた結婚式に参加していたブルックリン区ミル・ベイスンに住むウラジミール・ゴトリボフスキー(42)がズボンのポケットに入れていた9ミリ拳銃を誤って発砲し、床に当たり跳ね返った銃弾はゴトリボフスキーの近くにいた女性の頭部をかすったという。その際に、飛び散ったガラスや大理石、タイルの破片により3人が軽傷を負った。けがをした4人のうち2人がベルビュー病院で、他の2人がマウント・サイナイ・セントルークス病院でそれぞれ手当てを受けた。拳銃が暴発した原因は明らかになっていない。
ゴトリボフスキーは事件後、拳銃の隠ぺいを図ったが、銃は自宅で発見された。当初、危険行為および暴行、証拠隠滅罪で起訴されたが、銃器不法所持では起訴されていないため、有効な銃携帯許可証を所持していたものと推測される。
拳銃の隠ぺいを手伝った疑いのあるゴトリボフスキーの兄フェリックス(51)も、証拠隠滅および銃器不法所持で逮捕・起訴されたが、両者共に釈放された。捜査は現在も進められている。
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