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ニューヨーク市の自転車シェアプログラム「シティ・バイク」の利用者は、圧倒的に男性が多いという。
シティ・バイクの会員のうち、女性が占める割合は3分の1で、実際に利用しているのはわずか4分の1ほど。しかし、ハンターカレッジの調査によると市での一般的な自転車利用者数に占める女性の割合は21.1%で、シティ・バイク利用者の男女差よりも大きくなっている。女性の自転車利用者が少ない理由として、①ヘルメットの着用が義務付けられている②子どもを一緒に乗せることができない③汗をかいた状態で会社に行くのが嫌④年間149ドル(約18450円)の料金または9.95ドル(約1232円)の1日利用パスが負担になる―といったことが挙げられる。
ニューヨーク大学ワグナースクールのルディンセンターによる報告書では、シティ・バイクがことし、利用エリアをクイーンズ区のロングアイランドシティやブルックリン区のベッドフォード・スタイベサント、グリーンポイントまで拡大することにより、低所得層や女性利用者の増加が予測されている。また、女性利用者の数は混雑するミッドタウンよりも、ローワーイーストサイドやブルックリン区内に多くみられるという。
シティ・バイクは女性の利用者にアプローチするために、ことし6月軽量化され、シートやスタンドのデザインを一新した自転車の導入を開始している。
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