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地下鉄内での性犯罪防止に私服の女性警官を巡回させる対策を、ニューヨーク市警察(NYPD)が発表した。
NYPDは既に4月より女性警官2人を地下鉄巡回チームに配置しており、今年だけで343件発生している地下鉄内での性犯罪の撲滅に努めている。被害の内容は痴漢が80%を占めているが、報告された被害件数のうち60%がその行為を目撃した警察官からの通報だった。ジョセフ・フォックス長官は「多くの被害者が事件後精神的に苦しんでおり、宗教的背景や信じてもらえないだろうという怖さから通報しないケースが多い」と話している。よって今回、通報されずに終わるセクハラ事件の現状を打破しようと、被害者が話しやすい女性警察官を配置することを決めた。
フォックス長官によると、加害者はよくプラットホーム上で階段沿いに立っており、停車時間が長い混雑している路線を狙うことが多いという。ニューヨーク州都市交通局(MTA)は性犯罪を目撃した場合、すぐに通報するよう呼びかけるキャンペーンを昨秋より実施している。
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