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22日付のニューヨーク・ポストによると、地下鉄駅に散乱し、線路内での火災にもつながる恐れがあるとして、ニューヨーク州都市交通局(MTA)の職員が駅構内での新聞配布を取り止めるよう要請していることが分かった。
現在、地下鉄の駅で配布されているメトロ・ニューヨークやエーエム・ニューヨークなどの無料新聞はニューヨーカーにとって通勤のお供のような存在だが、読み終わった後に駅のホームや線路内に新聞を破棄する人が後を絶たず、問題となっている。MTA委員会のチャールズ・モドラー氏によると、線路内に捨てられた新聞が原因となり火災を引き起こす危険性があるという。2015年2月~16年1月の間に地下鉄駅構内で発生した火災件数は、前年に比べ7.2%上昇していることから、同委員会は原因となりうるものはできるだけ排除したいという意向だ。
21日にはMTAと新聞社の間で、来年度の新聞配布に関する契約の更新について検討会が行われたが、モドラー氏はその会の中で無料新聞の配布停止を要請した。
現在、MTAは駅構内で新聞を配布することを無料で許可しているが、その代わりに各新聞は紙面にMTAの広告を掲載している。
契約内容によるとMTAは、30日前の事前通知をもって新聞会社との契約を打ち切ることができるが、実際に協議が行われるのはこれからとなる。

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