妻の両手を高温油の中へ 夫婦喧嘩で、怒りの沸点に

 4日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨーク州ロングアイランドのレストランで3日、夫婦喧嘩の末に店主である夫が妻の両手を調理用のフライヤーの中に浸すという事件が起こった。
 ナッソー郡警察本部によると、事件が起きたのはオーシャンサイドの中華料理店。店主のシューリン・シャオ容疑者と妻が働いていたが、午後8時過ぎに2人は口論を始め、かっとなった容疑者が妻の後ろ髪をつかんでフライヤーに押し付けると、そのはずみで、妻の両手が高温の油の中に入ったという。39歳になる妻は、第2度のやけどを負い近くの病院で手当を受け、命に別条はない。
 警察は、同じく39歳の、この店主を暴行の容疑で逮捕。現場に12歳と14歳になる子どもが居合わせ、一部始終を目撃していたことから、児童福祉違反の容疑も重なった。
 容疑者は4日、出廷して罪状認否の申し立てをしたとみられている。弁護人を立てているどうかは定かではなく、本人からのコメントも発表されていない。また、警察はこの中華料理店名を明らかにしていない。
 第2度のやけどを負うと、真皮まで損傷してヒリヒリとした強い痛みを伴うほか、色素沈着や水ぶくれなどの症状が出る。