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25日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市が同日、救急医療班(EMS)の新年度の予算案に約1千万ドル(約11億円)を追加計上したことが分かった。
ビル・デ・ブラシオ市長が掲げているEMSの応答時間短縮という目標を実現するため、新しく組み込まれた予算のうち半分は、これまで通報を受けてから救急車が現場に到着するまでの時間が長かったブロンクスとクイーンズ区に、新たに救急車50台を導入するために割り当てられる。
また、ニューヨーク市消防局(FDNY)は今夏より、通常の救急車より高性能の救急医療器具を完備し、現場でより高度な人命救助が行える「フライ・カー」と呼ばれる特殊な救急車を10台導入する予定。これにより、現場で迅速かつ幅広い救助活動が行えるようになるという。
さらに救急医療隊員の人員を増やすため、指導者の雇用に約60万ドル(約6700万円)が計上される。
2015年は出動要請数が過去最高を記録したこともあり、前年には平均9分23秒だった応答時間が9分59秒に伸びていた。市およびFDNYは、今後は救急医療活動の質と迅速性を高めるよう取り組むとしている。
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