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11日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、米同時多発テロで崩壊した世界貿易センタービル(WTC)に入居していたレストラン「ウィンドーズ・オン・ザ・ワールド」の元従業員らが追悼イベントを開催し、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長が表敬訪問した。
同レストランはWTC北棟の最上階である107階に位置し、料理やサービスの質の高さで、市内でも屈指の人気を誇るアメリカンレストランだった。15年前のテロでは従業員73人が犠牲となり、残された従業員らは非営利団体を設立し、市と協力して仕事を失った元職員や遺族の支援プログラムを続けてきた。同団体が中心となり開店した、マンハッタン区ノーホーのレストラン「カラーズ」で行われた追悼イベントで市長は、「テロで絶望の淵にあるときも、今日ここに集った人々は仲間と手を取り合い、助け合ってきた。その勇気を讃え、今後のさらなる活動も応援していきたい」と哀悼の意とともに従業員らに賛辞を呈したという。
同団体は、飲食業界で働く人々の地位向上を後押しする活動を行うなど、各地に支部を持つ全米規模の組織となっている。現在は、従業員の最低賃金値上げ運動を全米で推進する。
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