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27日付のCBSニューヨークによると、ニューヨーク市運輸局(DOT)のポリー・トロッテンバーグ局長は同日、交通事故撲滅計画「ビジョン・ゼロ」に関する最新の報告書を発表し、交通事故の死亡者数が同計画開始後3年目にして初めて増加していたことが分かった。
同報告書によると、今月24日時点で、市内における交通事故死亡者数は192人で、昨年の同期間と比べ14人増加したという。また、歩行者の死亡が、昨年の96人から今年は114人と目立って増えており、自転車の事故死亡者数も昨年の14人から17人へ増えた。
同計画は、ビル・デ・ブラシオ市長が就任直後の2014年から進められてきたが、3年目にこのような結果になったことについて、同局長は「われわれにできる最善策は同計画を継続すること」と述べるにとどまった。
また、市長も「交通事故が殺人事件の死亡者数と同じ状態から計画は出発した。状況は良くなっており、今後も努力を続けるだけだ」と楽観的な見解を示している。
しかし、11月にはサマータイムが終了し日没が早まる。DOTでは、昨年この時期に交通事故での死亡件数が40%増加したことから、今年も危機感を募らせている。
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