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10月31日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨーカーの移動手段として定着している配車サービスの「ウーバー(Uber)」や「リフト(Lyft)」の運転手が、女性や黒人の客に対して差別待遇をしているという調査結果が発表された。
米経済調査局は、マサチューセッツ州ボストン市とワシントン州シアトル市で、2年間にわたり1500件の利用記録を集計し、分析した。それによると、客が黒人の場合、車が到着するまでの待ち時間が白人よりも約30%長かった。さらに、客が黒人特有の名前の場合は、キャンセル率が2~3倍になり、配車自体を行わないことも少なくなかった。
一方、客が女性の場合は歓迎され、利用には問題ないが、運転手が会話に夢中になり、到着までに時間がかかる傾向にあるという結果も出た。
調査をまとめたステフェン・ゾーフ氏によると、差別は対象とした全域で見られたといい、利用者の多いニューヨーク市内でも、同様の差別待遇が存在しないか懸念が広まる。
これに対し、ウーバーの北米代表レイチェル・ホルト氏は、調査内容を重く受け止めるとし、「交通機関の利用機会格差をなくすのが使命。差別待遇が生じないよう、諸策を講じていく」と述べている。
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