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10日付のニューヨーク・ポストによると、マンハッタン区イーストビレッジにある名物酒場「マクソリーズ」が9日、ニューヨーク市保健衛生局(DOH)から命令を受け一時閉鎖した。1854年の創立以来、初めてのことだという。
同店は、市内最古のアイリッシュパブとして知られ、リンカーン大統領やセオドア・ルーズベルト大統領も訪れた。禁酒時代や2つの世界大戦、さらに米同時多発テロや大型ハリケーンにも負けず、ダークとライトのエールビールを提供し続けてきた。しかし、このほど行われたDOHによる抜き打ち検査でネズミのふん42個が見つかり、「害獣や害虫がはびこる不衛生状態」として、閉鎖を余儀なくされた。
「人災や天災でも閉じたことがないのに、ネズミにやられるとは」と、1977年からのオーナー、マシュー・マーハー氏は語る。同店は、衛生管理を充分心掛けており、5月にはDOHから「A」評価を得ていた。
ネズミのふんは地下室で発見され、ガスパイプの交換工事の際に、作業員が鉄格子を開け放していたのが原因とみられている。
同氏は、「あってはならぬこと」としてすぐに対応し、衛生状態を改善。再開のための再審査を待っている。
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