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1日付のニューヨーク・タイムズによると、2番街線の開通で、近隣の地下鉄の混雑軽減が確認されたものの、その効果はさほど高くないことが分かった。
例えば、2番街線に最も近いレキシントン街を通る4、5、6番線のグランドセントラル~110丁目駅間の利用者は、この1月、1日平均約8万8千人減少している。この数字は、利用者全体の11%に当たり、利用者からも混雑は緩和されているとの感想が聞かれる。特に、86丁目駅では利用者全体の24%に当たる約2万8千人の減少がみられた。
今年1月1日に開通した2番街線は、初日の利用者が約8万3千人にすぎなかったが、最近の統計では約15万人と推定され、MTAの暫定トップを務めるベロニーク・ハーキム氏は「大成功」と自賛している。
しかし、86丁目駅で取材に答えた男性は「まだ混んでいる」と不満気な様子。これは、ニューヨーク市内の地下鉄利用者数が伸びているためとみられ、ニューヨーク州都市交通局(MTA)によると、1日平均の利用者は160万人に達しており、ワシントンD.C.とシカゴ市の地下鉄利用者の合計を超える数字だ。特に、4、5、6番線の利用者増加が目立ち、混雑緩和もほどほどというのが実情のようだ。

Tasayu Tasnaphun
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