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ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長と、市警察(NYPD)労働組合「巡査慈善協会(PBA)」のパトリック・リンチ会長は1月31日、市と組合の間で5年間にわたる労働契約の暫定的合意に至ったことを発表した。
市とPBAは、2012年に前回の契約が満了してから、話し合いを続けていたが、暗礁に乗り上げていた。同契約は、1994年以来、2度目となる、仲裁に寄らない市とPBA間における自主合意となった。
契約には、12年と13年に1%、14年に1.5%、15年に2.5%、16年に3%といった、前回の契約が満了した12年にさかのぼった毎年の昇給や、19年までに、パトロール任務に就く全ての警官にボディーカメラを装着させることなどが含まれている。組合はボディーカメラの装着を反対し、市を相手取り訴訟を起こしていたが、同契約が承認された時点でこれを取り下げることに合意した。
市長は、「世界一優秀な警察に相応しい報酬や給付制度を提供し、警察活動の改善をもたらすことができる」と述べた。同契約の成立には、組合員の投票による承認が必要となる。

1月31日の発表で握手するデ・ブラシオ市長(中央右)とリンチ会長(photo: Ed Reed/Mayoral Photography Office)
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