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【27日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】米移民税関捜査局(ICE)は、
ニューヨークとその近郊で114人の移民を逮捕した。うち99人はニューヨーク市内在住だった。今月22日までの11日間に及ぶ犯罪移民を対象とした捜査に関連したもので、逮捕場所が自宅なのか裁判所なのかなどの詳細は明らかにしていない。
ICEによると、逮捕者の82人は過去に有罪判決を受けた記録があり、15人は起訴され係争中、また37人は国外退去命令を受けていた。
有罪判決を受けた者のうち、12人が麻薬取引で、5人が性犯罪で起訴されていた。過失致死罪で有罪判決を受けたメキシコからの移民や性的暴行で有罪判決を受けたエクアドルからの移民などもいた。
ICEに拘留されている逮捕者の出身国は35カ国に及び、21人がメキシコ、16人がエクアドル、11人がドミニカ共和国からの移民だった。
ニューヨーク市議会議員や法律扶助団体からは、強い非難の声が上がり、移民擁護団体メイク・ザ・ロードのナタリア・アリスティサバルさんは、「トランプ政権による極めて非人道的な行為だ」と批判した。
トランプ大統領就任から100日間で逮捕された移民の数は、昨年同時期の3万人から4万1300人へと約40%増加している。ICEは5月、逮捕者の75%は有罪判決を受けていると主張していたが、多くの逮捕者が罪を犯していないとするデータも存在する。
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