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【6日付ニューヨークタイムズ】マンハッタン区金融街にある、女性の力強さを表す「恐れを知らぬ少女」像を設置した金融サービス会社が5日、性別や人種による賃金差別をしていたとの申し立てに対し、約500万ドル(約5億6000万円)を支払うことで和解したと発表した。
ステート・ストリート・コーポレーションは、305人の女性社員に同等の地位にある男性社員よりも低い賃金を支払っていた。また管理職に就く15人のアフリカ系の社員には、同じ役職に就く白人社員よりも低い賃金を支払っていた。
同社は申し立てを否定しているが、約450万ドルの未払い賃金および約50万ドルの利息を支払うことに合意している。米労働省は同社に対する調査を2012年後半から開始したが、賃金差別は少なくとも10年12月にはあったことを確認している。
少女像は今年3月8日の国際女性デーの前日に、女性の力強さと次世代の女性リーダーの可能性を象徴するために雄牛の銅像「チャージングブル」の前に立ちはだかるように設置された。少女像は4月に撤去される予定だったが、訪れる人が絶えず、来年3月の国際女性デーまで設置の継続が決まっている。

Anthony Quintano
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