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【10月31日付ニューヨークタイムズ】児童ポルノ所持の疑いで起訴されていた96歳のローマカトリック教会の元神父が、ブロンクス区のニューヨーク州高位裁判所で10月30日に行われた罪状認否で、無罪を主張した。
引退した神父のための住宅、セント・ジョン・ビアニー・センターで暮らすハリー・J・バーン被告(96)は、日ごろから部屋を訪れた者に児童ポルノ画像を見せていたという。同被告の行動について苦情を受けた住宅職員が地方検事局に届け出たことから、5カ月前に捜査が開始された。
ニューヨーク市警察(NYPD)は、同被告の部屋にあったコンピューターに、8歳と14歳の少女の裸の写真や少女が男性とみだらな行為をしている動画が保存されていたことを確認している。
児童ポルノの所持37件で起訴された同被告は、来年1月17日に再出頭が命じられている。有罪となった場合は最高4年の実刑判決を受けることになり、性犯罪者として登録される。
同被告は、1968から70年の間、ニューヨーク大司教区尚書係を務めるなど、重要な役職に就いていた。ダーセル・D・クラーク地方検事は「児童ポルノを見る者は全て、児童労働搾取を支援していることになる」と非難した。

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