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【25日付ニューヨークポスト】マンハッタン区にあるニューヨーク市立大学、ジョン・ジェイ・カレッジがアート作品の展覧と販売を巡って米国防総省と争っている。アーティストがイスラム原理主義を標榜する国際テロ組織、アルカイダのテロ容疑者たちだからだ。
同大学が展示しているのは絵画や彫刻など36点。いずれも、キューバにあるグアンタナモ米軍収容所の収監者の作品だ。主催は美術品関連の犯罪が専門のエリン・トンプソン教授。作品は収監者の弁護士を通じて正式に入手したもので10月2日から公開されている。作品の購入もできる。
これに対し米国防総省はこうした作品は処分されるべきだと主張、没収に動き出す可能性もあるという。これまで同収容所の収監者は自分のアート作品を、弁護士を通じて家族などに送ることができたが、最近になってこの制度が中止されていた。
トンプソン教授は「作品を焼くのはファシストやテロリスト政権のやること。米国民は支持しない」と抗議している。
2001年の米同時多発テロの遺族らは、市の税金で運営される大学でテロ容疑者の作品が展示されていることに怒りの声を上げており、ニューヨーカーの間でも波紋を呼んでいる。

John Jay Collegeの公式ウェブサイトより
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